徒歩旅行氏の詳細な旅行記を読解することを試みるブログ

原文
後記
http://www.wayfarer.idv.tw/Japan/Japan2007/epilogue.htm



今回も満足な旅のひとつだった。予定していた網走駅から網走監獄博物館までの雪中歩行も達成したし、ほかの場所でも機会があれば雪の中を歩くことができた。でも前者は距離が4キロもあったのでちょっと飽きた。大雪降りしきる光景は旭川でついに実現し、その夜はまさにとても興奮して、まるで夢のようで、雪を体に受ける感覚をリアルに感じ取れた。


車窓の雪景色は亜熱帯の台湾に生きる僕としては、一種の幸せだった。とくに大雪降る駅に列車が停まり、改札員と下車客が交雑しているシーンを眺めていると、なんともいえない感じ、言葉にできないような感じになり、気分がはるか深く静かになる思いだった。ビューティフルな感じだ。目的地までの3時間、4時間の列車の旅も長いとは思わなかった。その間は手持ち無沙汰というわけでもなく、毎分毎秒のごとく驚きと喜びがあった。なぜなら、台湾では簡単に見られないような大自然の美景だからだ。台湾のように混雑した中を雪が降ったという山の上まで行って、実際に見れるかどうか運試しをする必要もない。


いちばん寒かったのは釧路で、およそマイナス7度。でもひどく寒くは感じなかった。思うに、台湾では摂氏7度といえば寒流が流れこんできたと言われ、台湾人は日本で氷点下の気温のときのような服装を着こむ人が多い。これはあるいは、環境に対する適応によるものなのかもしれない。でも少なくとも、僕の経験によれば、マイナス10度までなら何でも着れる。これも今回の旅行の収穫のひとつである。


最終日、札幌を出る1時間前、札幌にも雪が降った。僕は狸小路からゆっくり札幌駅まで歩いた。降りしきる雪と対面し、内心ではこの雪が降る国を離れるのが名残惜しかった。七日間の日程は、流れるように速かった。雪は、本当に大自然の奇妙な産物だ!

今回は保温のため、特にウールの靴下を買った。僕の感想では、ウールの靴下はとくに買って履かなくてもいい。一足100元ちょっとのでじゅうぶんだ。意外にも僕の足はウールにアレルギー反応を起こしたが、2日で治った。僕が穿いた洗濯不要の靴下と東横INNで贈られる靴下を重ね履きしたほうがまだましだった。

この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
[10]  [9]  [8]  [7]  [6]  [5
アーカイブ
プロフィール
HN:
ANA
性別:
非公開
ブログ内検索
最新CM
最新TB
バーコード
フリーエリア
OVERSEAS あとがき Produced by ANA
スノーマン Designed by がりんぺいろ 独自ドメインブログ
お買い得商品満載「楽市楽座」 忍者ブログ